Accsoon CineEye WiFi HDMIトランスミッター、これは便利。

ロケなどでクライアントさん立会いなどの場合スチールだとCaptureONEのCapturePirotをよく利用してて、いつもiPadで確認してもらっているんだけど、クライアントさんもそれがスタンダードになってるので映像仕事でもそれが再現できないかと探していたら、あるある!

よくあるロケのパターンはモニター用にも一台小さめのモニターを持参してSDIやHDMIスルーの映像を確認してもらうというのがあるが、これはケーブルでモニターをつながないといけないので、カムコーダーの移動とともに大変めんどくさいことになるのは容易に想像できる。無線で飛ばせないかという事でいろいろ探してて、大体は送信機受信機セットで大きめ…。これもちょっとスマートじゃない。

散々探してふと目に留まったのがこれ。

Accsoon CineEye WiFi HDMIトランスミッターなるものが。WiFiでiPadに映像を飛ばせるというブツが…。
ロケも近かったので迷わず導入。

 Accsoon CineEye 1080P WiFi HDMIトランスミッター
※amazonより抜粋
トランスミッタは1系統のHDMI入力ポートを備えており、AndroidまたはiOSのタブレットやスマートフォンに5G WiFiでワイヤレスでビデオを送信することができる。

Accsoonアプリ
CineEyeトランスミッタからビデオ信号を受信するには、AccsoonアプリをGoogle PlayやApp storeから無料でダウンロードしてインストールする必要がある。 Accsoonアプリには、モニターとしてさまざまな機能が搭載されている。

CineEye伝送システムは伝送する前に自動的に空きチャンネルを見つけ、距離が長くなるとストリーミングビットレートを自動的に下げてリアルタイムモニタリングを維持する。またユーザーはアプリで9系統の5Gチャンネルから、Wifiチャンネルを変更することもできる。

緑、青、白の3色が選べるフォーカスピーキング、偽色、ヒストグラム、ゼブラ、縦横比、セーフゾーン、グリッド、センターマーカーなどのマーカー、モノクロなどの機能がある。また各種の3D LUTも選択することができ、さらにcubeファイルのカスタムLUTを追加することも可能だ。

CineEyeはWiFi伝送のため、遅延は非常に少ない。 同社によると遅延は60ミリ秒(iOSの場合)としている。帯域幅は最大300MB/sで、1つのトランスミッタから同時に4台までのスマートフォンやタブレットに配信できる。

というわけで早速使ってみた。

到着!箱は省略、Accsoon CineEyeの本体、HDMI-HDMIケーブル、HDMI-miniHDMIケーブル、HDMI-microHDMIケーブル、充電用のUSB-Cケーブル。
HDMIケーブルが3種類付いているのは親切。シューマウントアダプターのおまけも付いてたが、撮り忘れ…。なかなか上質なもの。ここに写ってるシューマウントは標準付属物。

大きさ的にはクレジットカードサイズで、厚みは21mm。外装は金属製でまあまあずっしり。
左側面に電源ボタン、HDMI-INで、右側面は写真ないけどUSB-Cポート、充電用。

アンテナが付属、メガネのツルのように広げる。
底面に1/4ネジ穴が1箇所。ここにシューマウントなどを取り付ける。
表面にはAのロゴをくり抜いたLED窓、ここで接続状況が色でわかる。
4つの小さな丸いLEDはバッテリーレベル。
全て点灯で75-100%
3つで50-75%
2つで25-50%
1つで2-25%
高速点滅でバッテリー切れたよー、って感じ。

自分はiPadだけどAndroidもある、AppstoreからAccsoonで検索、出てきたアプリをダウンロード(無料)。
古い第2世代だけども使える。
なにやらこのメーカーのジンバルもあるらしく、それとCineEyeの両方を設定できるアプリになってるみたい。

CineEyeの電源入れてちょっとまするとiPadのWiFiの一覧にCineEye_****というSSIDが現れるのでタップし、デフォルトのPASSワード「12345678」をいれて接続完了。これだけで使用可能に。

今回PanasonicのHDMIをAtomosのNINJA2にIN、NINJA2のOUTからCineEyeにIN。
同期したよ。当たり前か…。ディレイもほぼ感じられなくて超快適!なにやら100mくらいの距離までいけるらしい。

こうやってカメラにつけてもかさばらない、これは使える。説明書ではバッテリーは3.5時間もつ、とある。
LUTも入れれるので仕上がり確認用としてクライアントさんに見せることも可能。また、ヒストグラムやフォーカスアシスト、ゼブラ、セーフゾーン設定などもあり、自分用の大きめの外部モニターとしても活躍、これは買いだった。

早速ロケで使って着たけどすんなりワークフローに溶け込み、今後クライアント立会いでは必須になりそう。
嬉しくてレビューをした次第。おすすめー!!

6 comments on “Accsoon CineEye WiFi HDMIトランスミッター、これは便利。

  1. たちけん 2020年1月20日 12:16 PM

    初めまして。
    私もそれは気になっていました!
    レビューを見て欲しくなったのですが技適マークの有無が気になります。
    箱や本体などに技適マークはありましたか?

    • @saru 2020年1月20日 4:30 PM

      初めまして、お読みいただきありがとうございます。
      残念ですが、本体にも箱にも技適マークはありません。
      どうしたものか…と仕様をあぐねています…。

  2. K's 2020年1月23日 11:30 PM

    この前購入したこの製品は本体下面に技適マークありましたよ。
    (郵便局のマークみたいなの。)

    兎にも角にもネットでやたら吊し上げを食らう昨今ですし。
    技適マーク付いてんのかそれ?的にすぐ正論まくしたてる輩もいるので
    ワイヤレス機器をレビュするときは注意ですね。

    まあ、中華のラジコンやその他おもちゃも
    もはや技適無しだらけのものであふれているのですけど。
    正論吐かれたら、ネットで反論は
    政治・宗教・動物愛護・LGBT・嫌煙
    などを批判するのと同じぐらい致命的なので;

    • @saru 2020年1月24日 11:26 PM

      コメントありがとうございます。
      私のは残念ながら技適取得以前なのか、マークはどこにもありませんでした…。いまは取得後の販売かもしれないですね。
      情報をありがとうございます。

  3. Nori 2020年7月11日 1:54 PM

    レビュー拝見させて頂きました。
    この製品で気になる点があるのでよろしければ教えてください。
    音声も一緒に配信されるのでしょうか?
    ある方のレビューを見ると画像のみと書いてありました。
    この点が気になり購入に至れません。
    よろしくお願い致します。

    • @saru 2020年7月11日 2:14 PM

      Noriさん、こんにちは。
      よくある業務用のトランスミッターとは違って、アプリ上に転送される仕組みで、音声は残念ながら転送されません。
      映像がiPadなど大きな画面で確認できるツールとして割り切って使用しています。

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