いままでいくつかヴェポライザーをこのブログでも取り上げて来たのだけど、ここ2年くらいでかなりメジャーになりつつあるヴェポライザー。いろんな機種も登場し、だいぶユーザーにも選択肢が増えて来たのではないだろうか。
そろそろ、「吸える」だけでなく、喫味や風味にもこだわり始めた頃、主に2種類の加熱方式があることを知った。
そうなると…「沼」である。
軽く加熱方式の違いを説明すると、大きく分けて「コンダクション」と「コンベクション」の2つ、そして両方のいいとこ取りの「ハイブリッド」が存在する。また、加熱する部分の素材の違いもあり選択肢はとても多い。全部が全部購入して試すわけにも行かず、そこで助けになるのがレビューである。そこで私もひとつレビューの波に参加してみなさんにお伝えし、自分に合ったものを探す助けになればと今回の掲載になった。しかも運良くというかタイミングというかVAPEMONSTERさんから商品を提供してもらえることになった。
しかしながら、ここは忖度なしの辛口というか、本当のレビューをしたいと思う。自分もいろんなレビューに助けられてイイものに出会ったのに、自分のレビューでがっかりされる方を出したくはないと思っている。
VAPE MONSTERさん提供
「WEEKCKEY FENIX コンベクション方式 ヴェポライザー」加熱式タバコの先駆け、今話題のヴェポライザー。コンベクション方式なので味がクリアで美味しい、オススメのヴェポライザー。 |
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(正規輸入品) WEECKE Fenix (フェニックス) スターターキット (電子タバコ/葉タバコ専用/ヴェポライザー) 3ヶ月メーカー保証付き |
うだうだいわずに始めましょうか、笑
まずは外装から。パッとみた感じ大きさなどはiPhoneの箱くらい、しっかりした紙箱にわかりやすく本体の写真と機能などが書かれている。最近はオシャレすぎてロゴだけとか多いけどパッとわかりやすいパッケージ。しかしながら店頭に並ばないならここまでいらないかと。それはとくにどうでもイイ話で…
が開けてみるとシンプルで本体の存在感。黒の中に黒、ワクワクしてきた。
では、中身を取り出そう。
本体の下の仕切りを外すと付属品が出てくる。
付属品は以下の通り。
※画像は丸付き数字だが、機種依存の文字化け避けるためテキストは普通の数字で。
1.本体
2.説明書(英語表記)
3.メンテナスパーツ等
4.USBケーブル(充電用)
で、3の内訳
A.ピンセット&ナイフ(的な)×1本
B.シャグ書き出し用スティック×1本
C.メッシュスクリーン予備×2枚
D.チャンバー上Oリング予備×2個
E.マウスピース用Oリング予備×2個
F.WAX&OIL用チャンバー×1個
G.清掃用ブラシ×1本
これだけあれば十分。Oリングの耐久性がよければかなり持つと思われる。
F.WAX&OIL用チャンバーについては自分は使わないであろう。
本体は…
全体的にポリウレタンかラバーコーティングでしっとり滑りにくく高級感はある。
両側側面の溝は持った時に触感はいい。
ただ、この表面加工今までいろんな製品で経験して来たが、経年による「加水分解」が生じると思われる。
「加水分解」については調べていただくとして、簡単に説明すると表面が溶けたようにベタベタになってネトネトになるやつ。
ただ、なりやすい条件は空気中の水分に反応してなるということなので通常ではそんなに気にしなくてもイイかも。
特に手に取ってずっと使うものはなりにくい、が長い間箱にしまっておくとか棚にしまっておく場合は注意が必要。
見た目の大きさの割には意外と軽い。また左右で本体の厚みが違うので太いようでそんなに持ちにくいことはなく手にしっくりくる。
平べったい扁平型のマウスピース。これは意外と咥えやすい。唇にフィットする。
また、360度回転するのでさっと収納、さっと出すことができる。この回転式は他のヴェポライザーでも存在はする。
そして、回転途中90度ごとにクリックストップが設けられそこで止まる(軽くだが)。横向きにしても吸引可能。
これは、電源ボタンを親指側にするか人差し指側で操作するかで意味が生まれる。
そして、もちろんだが取り外し可能。Oリングがはまっているのでエアーが漏れることはない。そうそう簡単に取れることもなく、合格だと思う。外せることで丸洗い可能。
チャンバー部分から上、マグネットで固定されている。この部分を外すとチャンバーにアクセスできる。
マウスピース側の方に突起があり、そこをチャンバー上のくぼみに引っ掛けて、反対側を下ろすとマグネットでカチッと止まる。
割とマグネットが強力でカバンの中で外れたりすることはなさそう。ただ強い反面指の身を挟むことがあった、これは自分の不注意。イテッ、くらいだから大丈夫。
チャンバーの反対側の丸いものはLEDの光が通る部分。ここと上のパーツが密着してランプの色を通過。
さてさて、充電しよう。
充電用のポートは本体底部にある。反対側にはエアホール。ここを指で塞いで持つとドローが重くなってしまう。また塞いだまま吸うと加熱が追いつかなくなる模様。一瞬指でドロー調節できるなとは思ったが実用的でないので単なるエアホールという認識で。
USBケーブルを挿して充電を始めると赤いランプが点灯。充電が終了すると緑に変わる。
使用中はバッテリーのインジケーターにもなっており、容量ある場合は緑、少なくなると赤に変わる。
では、肝心の喫煙。シャグの出し入れなどはレビューの必要ないと思うが、自分はどのヴェポライザーでも概ねきつめに詰める。
5回クリックで電源オン、赤いランプが点滅しそのまま加熱が始まる。点滅が終わると点灯に変わり吸いどきになる。
温度変更は2クリックで、全部で4段階。温度と色の関係は写真の通り。
今回は赤の最高温度で。
点灯までヒートアップタイムはぎゅうぎゅう詰めの最高温度210度まで40-49秒あたり。
そこから4分(5分って書いてなかったっけ)で終了。
そして、イイなと思った機能「エンハンスモード」。3秒間長押しするとソフトモードとエンハンスモードの切り替えができる。
ちょっと弱い喫味だなと思った時は切り替えることで喫味に変化を与えることができる。速い点滅表示は強力モード、ゆったりとした点滅はソフトモード。
しかし、あまり変化がわかりにくかった。これは自分の感覚なのでなんとも言えない。まだ3日ほどの使用なので変化をつかめてないのかもしれない。
吸ってみた感想
今回、コンベクション方式のこのWEECKE Fenix (フェニックス) 、率直に味の出方はいい。
チャンバーからマウスピース下の空間がフレーバーチャンバーの役割をしているようで、口元にくるころには程よい温度まで下がる感じ。
今回は無着香、BlueNoteとういうシャグで喫煙。後に来る甘い感じはさすがにコンベクションといった感じ。ただシャグにもよるがきつめのタバコが好きな自分はもうちょっと物足りない。ドローが軽めでもうちょっと濃い喫味が欲しいと思った。
マウスピースが長めということで、ここが作用しているのかも。試しにマウスピースを外してみたら…これが結構いけるかも!
ガツンとくる。普通がいい方はマウスピースつけて。
PAXやIQの直吸いマウスピースのようなイメージ。実はここの部分、VAPEMONSTERさんにはすでに改良策があるらしい。
期待してます!
またネットで見かける意見、ケミカル臭。これは2、3回使用で飛ぶ。個人の味覚にも差はあるかと思うが、自分は最初からそんなに気にならなかった。お世辞抜きで。笑
多くのヴェポライザーユーザーが気にするところ…それは外出時や職場の休憩時間での取り回しの良さとバッテリーの持続時間であろう。バッテリーに関して言えば、満充電の緑インジケーターから赤に変わるところまで大体7セッションくらい。ただし、赤になったのに気がついたのが点灯し始めかどうかでは定かではないが…。そこからまだいけそうだったので多く見積もって10セッション行けそう。しかも自分は最高温度での運用なので低温が好みの方はもっといけるかもですね。
充電も気軽にできる環境があったりモバイルバッテリーもある現在、さほど気にするレベルではなさそう。
もう一点気になる詰め替えや掃除など。コンベクション方式でチャンバーの大きいこのWEECKE Fenix、もしかしてここが最大の特徴!?ばりにほぼ掃除なしで運用できる。写真を見ていただけたらわかるが軽く本体を下に向けて振るとご覧の通り。これは嬉しい。
チャンバー側には一切シャグのカスがつかない。
ただマウスピース側のメッシュやシリコンリングには汚れ・カスが付着、出先などでは軽く指で払えばOK、また何回かに1回ティッシュで拭けば取れるレベル。ここは大いに評価したい。他のコンベクションも使ってはいるがこんなにスルッと出る機種は今までなかった。大きめのパーツなので気軽に取り外しもでき、ささっと洗ってくることもできる。
最初にも書いたが、大きく見える割には手に馴染むサイズ感。手触りも気持ちいい。あと一回り小さければ外でも気兼ねなく使用できる。もうちょっとコンパクトにできないかな…iQos(アイコス)と大体同じくらいなので移行した方は違和感ない?
この大きさゆえからか本体の発熱はそんなになく、あったかいレベル。ずっと持ってても問題なし。
外出時や職場では煩わしいメンテツールも持ち歩くことなく、シャグの袋とこれだけでスマートに運用ができると思う。
デザインも飛んではないのでオフィスツールに紛れてもまとまって見える。日々持ち歩く手帳とミニシャグポーチを置いて見たら、できる男になった気がした…。
総評としては、コンベクションらしいシャグの特徴を引き出す味は好評価。もう少し喫味が濃くなるなら嬉しい。
また、エンハンスモードとソフトモードの差と切り替わりのタイミングがわかりづらい。
大きさという点ではWEECKE社さんはFENIXminiを出して解決策としたんだと思う。けどあのデザインは好きにはなれない。この無骨なデザインの方が好きだ。状況に合わせて持っておきたい一つの選択肢だ。
VAPE MONSTERさん提供
「WEEKCKEY FENIX コンベクション方式 ヴェポライザー」加熱式タバコの先駆け、今話題のヴェポライザー。コンベクション方式なので味がクリアで美味しい、オススメのヴェポライザー。 |
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(正規輸入品) WEECKE Fenix (フェニックス) スターターキット (電子タバコ/葉タバコ専用/ヴェポライザー) 3ヶ月メーカー保証付き |
One comment on “WEECKE FENIX コンダクション方式ヴェポライザーの魅力”