フジノン 75mm/f8にレイノックスのワイドコンバーター0.79倍を付けてみた。
そもそも、シノゴで75mmは超広角。でも、PhaseONEの36×24mm素子では75mmは75mm。
なんか、カモメはカモメみたい。
ですので、家具をメインに撮影している私にとって75mmという焦点距離はつらいのです。
家具単体では引きが有ればなんとかいけますし、75mmという焦点距離はベストでもあります。
イメージ撮影ではステッチングでごまかすことも。ただ、超大型家具がほとんどなので、もう少し広角気味でいきたい。65mmレンズは軒並み8万以上、そして、現在の広角蛇腹では75mmが限界。蛇腹の自作でなんとか、みたいな感じです。で思いついたのが、ワイドコンバーターレンズ。
これは既存のレンズの先端にねじ込み、画角を稼ぐというもの。収差とかも製品によっては上等物もあります。さて、フジノン75mmのフィルター径は58mm、丁度、0.79倍のDCR-7900ZDという物が存在します。スーパーローディストーション-0.9%というところもそそられます。
75mmにとりつけて、フランジバックはそのまま、画角は60mmのものに。これも利点。
取り付けてみましたが、でかい!先端は直径92mm。シャッターチャージ、絞りの確認がとてもつらい。これはPhaseONE+NIKKOR135mmで撮影。
全体。これはD2Xですなっぷ。
撮ってみました。通常、ティルト、スウィング。(あとで思ったのですがシフトの撮影をしていなかった、ここが肝なのに)
これはPhaseONE+FUJINON75mm+0.79倍で撮影。
そして接写。
これもPhaseONE+FUJINON75mm+0.79倍で撮影。
悪くないですね。で、後ほどシフト撮影してみて唖然。
周辺が流れてます…。やっぱ、つかえねえ…。家具は垂直を出すためにアオリとしてはほとんどシフト・ライズ・フォールがメイン。ティルト・スウィングはボケ表現、ピント合わせ等で使うのだがあまりない。
レイノックスワイドコンバーター自腹22,000円、この使えない度、プライスレス。